落語家・笑点メンバーのギャラ・収入

 

落語(らくご)は、江戸時代の日本で成立し、現在まで伝承されている伝統的な話芸の一種である。最後に「落ち(サゲ)」がつくことをひとつの特徴としてきた経緯があり、「落としばなし」略して「はなし」ともいう。「はなし」は「話」または「噺」とも表記する。

落語は、凝った衣装や大がかりな舞台装置をなるべく使用せず、演じ手の技巧と聴衆の想像力で物語の世界が広がっていくという、きわめてシンプルで、また庶民にとっては身近な芸能として発展してきた。落語の演じられる場所は、「寄席(よせ)」と呼ばれる常設館や一般のホールで演じられることが多いが、近年は若手による小さなライブもある。落語家の舞台のことを「高座(こうざ)」と呼ぶ。

落語家・笑点メンバーのギャラ・収入
https://ja.wikipedia.org

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落語家の主な収入源

寄席での収入

・寄席の割り(※客の入りと演者の格に応じて支払われる給金)は、娯楽の多様化、寄席側の取り分割合の増加、寄席の減少に伴う出演機会の減少(一回の興行当たり出演者の増加)により、現在では雀の涙程度の額ともいわれている。

・見習いはもちろん、前座でもお給料はほとんど出ない。

6代目三遊亭円楽の話


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寄席の前座の最初の日給は100円だった。5年目で250円。

真打ちで、2000~3000円
トリでもせいぜい5000円
円楽「(地方などに)呼ばれるようになってはじめて食えるようになる」

出典 2014年6月2日「ジャネーノ!?」

寄席以外

・現在の落語家の主な収入源はお座敷と独演会(ホール等での単独興行)である。前者はマスコミで紹介されないが落語家の生活にとって決定的な意味を持つ。お座敷のギャラは落語家の格に応じて数万から100万程度とされる。

営業

「テレビで観るような有名な落語家さんならまだしも、キャリアを積んでいるものの、なかなか日の目を見ない噺家さんも多いのです。現在、プロとして活動されている落語家さんは「約700人」と言われていますが、テレビなどに出て収入が安定している人は一握りなのです。でもキャリアが長く、日々の勉強も欠かさないので腕のある方が多い。そのような方の場合は、「営業」が主な収入源となります。だって寄席のギャラなんて、たとえキャリアが長い人でも「1回数千円」という方が多いのです。そこで企業や個人から協会に依頼があり、無名でありながらも腕のある噺家さんが派遣されるわけです。頼む方からしても、「有名じゃないけど、腕のあるプロの落語を楽しめる。しかも出演料も高くない」となります。また依頼を受ける側としても、「ワリ(※客の入りと演者の格に応じて支払われる給金)ではなく一人占め」なので、1回高座に上がるよりもはるかに高いギャラを手にすることができます。ちなみに、私が住む近所の商店街のお祭りで、毎年落語家さんがやってきます。有名な人ではないのですが、それでもプロの落語は面白いですよ。ギャラも10万円ほどなので、ご近所との集まりの時に余興として依頼するのも良いですね。」

 出典 お金の学校 2013.9.18
http://money-academy.jp/rakugokagyara1231/

  • 真打:10万
  • 二ツ目:5万
  • 前座:1万

寄席以外の、落語会,ホール落語などは、その規模や噺家の”格”により決まり、数十万〜数千円といったところでしょうか。大雑把に「真打十万、二ツ目五万、前座一万」は今でも目安でしょう。笑点メンバーに関しては、やはり”地方”では割高になる傾向が有ります。

出典 Yahoo!知恵袋 2014.4
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14127258859

  • 真打:5万~百数十万円
  • 二ツ目:2万~15万円
  • 前座:5千円~3万円

前座:5千円~3万円 5千円と言うのは、仲間の勉強会のような お仲間価格で、たとえ仲間でも良い顔はしない。都内なら一万、地方なら最低二万は必要!

二ツ目:2万~15万円 随分差があるが、これは二ツ目になるとかなり人気、実力に差がつく。拘束時間の長い、 3時間司会のあと落語一席なんてヘビーな仕事でなければ10万円以下で充分頼める。 都内なら5万以下でも即OK!

真打:5万~百数十万円 もうムチャクチャな差だが、名の通った誰でも聞いてみたい噺家と、仲間も忘れてるような芸人では、当然の格差だ。百万を越す関東の芸人は、2,3人いるかどうか。笑点メンバークラスで数十万あたりと思う。 更に真打でも中には、都内なら5万以下で行く人もいるかもしれない。ただ他人のギャラは、仲間でも良く分からないと言うのが本当のところ

出典 三遊亭円丈落語の世界
http://enjoo.com/itimon_sigoto/howto.htm#souba

なんとギャラが、30倍になってしまった!

もう7、8年前のこと。ある二ツ目が、スナックの開店祝いのイベントで北海道へ。するとそのスナックのマスターが「司会しろ!小話だ。客のヨイショしろ!」と人使いの荒いこと。そこでその二ツ目は「冗談じゃありませんよ。5万のギャラでこんなに使われちゃ!」「なに言ってんだ。オレは百五十万払ってんだ!」「えっ、百五十万?」実はこのスナックのマスターは、地元のプロダクションに落語家を依頼した。しかしそこは、落語家にルートがないので他の事務所に。こうしていくつかの事務所を通る内にそれぞれが、中間マージンを取ったらギャラが膨れ上がり150万円! 芸人もマスターも被害者に! こんなことはめったにないが、でもあるんです。

出典 三遊亭円丈落語の世界
http://enjoo.com/itimon_sigoto/howto.htm

笑点

『笑点』(しょうてん)は、日本テレビ系列で1966年から毎週日曜日夕方に放送されている演芸バラエティ番組。放送回数は2016年1月31日の放送で2500回に到達した。


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写真の上左から
・春風亭昇太(1959-)
・林家たい平(1964-)
・山田隆夫(1956-)

中左から
・三遊亭小遊三(1947-)
・三遊亭好楽(1946-)
・6代目 三遊亭円楽(1950-2022)満72歳没 旧名:三遊亭楽太郎

下左から
・5代目 三遊亭円楽(1932-2009)満76歳没 ※文字下
・林家木久扇(1937-)旧名:林家木久蔵(初代)
・桂歌丸(1936-2018)満81歳没

笑点の出演料

一説によると、出演一回のギャラは

司会の桂歌丸師匠:40万円
他の笑点メンバー:30万円
座布団運びの山田くん:10万円

出典 http://mo-os.com/archives/729  2015年

笑点は2本撮りなので
司会の桂歌丸師匠:80万円
他の笑点メンバー:60万円
座布団運びの山田くん:20万円

  • 桂歌丸:70万円
  • 『笑点』メンバー:50万円
  • 人気落語家:8万~10万円

落語家も地方営業が多い。ある人気落語家の場合、寄席より出張落語会を重視。1日に数席を掛け持って稼いでいる。「ギャラは1本8万から10万円といい、収入は1000万円を超える。自分のブログにすべての仕事を載せると税務署から目を付けられるから、少なく載せている」(落語関係者)
もちろん、営業でのギャラの額はピンキリだ。「『笑点』の大喜利メンバーだと50万円、歌丸師匠あたりだと70万円クラス」と先の関係者。

出典 ZAKZAK by 夕刊フジ 2013.11.20
http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20131120/enn1311201536014-n1.htm

笑点のギャラ
桂歌丸:70万円
ほかの出演者:40万円

地方営業のギャラ
桂歌丸:100万円

「大喜利は放送では15分だが、実際には約60分かけて1回分を収録する。まごうことなき大人気番組だが、出演料はけっして高くない。「大喜利メンバーのギャラは、歌丸師匠が70万円、ほかの出演者が40万円といったところでした。『笑点』に出ている落語家は、地方営業が段違いに多い。営業のギャラは歌丸師匠で100万円。病気になる前の歌丸師匠は月に20本は営業をおこなっていたから、年収1億円はいっていたと思う」(落語関係者)」

出典 2018.7.2 FLASH
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180702-00010006-flash-peo

笑点のメンバーの講演料

有名人を呼んで講演会を行ったときの講師謝金(笑点編)

三遊亭円楽:75万〜100万
桂歌丸:75万〜100万
林家こん平:75万〜100万
林家木久蔵:60万〜80万
三遊亭楽太郎:60万〜80万
三遊亭小遊三:45万〜65万
三遊亭好楽:30万〜50万

出典 2ちゃんねる 2004年
2-846 :ながぐつ [sage] :04/03/15 23:29 ID:nrA/jjwT

何年か前当時の楽太郎(今の6代目円楽)さんが歌丸さんの出演料を一本100万と言っていたのを覚えています。

出典 Yahoo!知恵袋 2011/5/2
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1161330576

立川談志


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「バンブームック『立川談志―3』2011/2/15号」(竹書房)の中での、談志と川戸貞吉との対談。
インタビュアーが、落語家が寄席の高座に出ることにメリットがあるかどうか訊いたことに対し、二人は次の様に語っている。

談志「ないと思いますね。ただ。毎日しゃべれないよりはしゃべる方がいいから、出ているのがいいだろうとは言えるけど。とは言っても、しょうがないよ。(協会を)出ちゃんだから。向こうは入れないと言ってるんだから。」
川戸「立川流の隆盛を見ていると、寄席が修行の場というのは、芸人をワリ(歩合制の給金)で使う口実なのかなと思いますね。何かというと席亭は、寄席で毎日しゃべっているから上手くなるのでここは修行の場だと。それから先輩から芸談聞いたり、礼儀作法を教わったりと勉強になると。修行の場だから従ってワリでいいんだというのが建前でしょう。だけどワリは安いんだよね。」
談志「安いだろうね。今にしてみればこの俺が十日間、寄席に出られるわけがないじゃないかととも思う。十日出てね、そう、よくて一万円のワリを貰うより、外へ行けば一晩で五十万円だ百万円だってぶったくって来るだろう。今の方がよっぽどいい状況じゃねえかと思うよ。」

出典 http://home-9.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-7ff8.html

「(談志)師匠は基本的にものすごくケチ。ぜいたくは一切しない。食事も自宅で食べることが多かった。食べ残しが大嫌いで、冷蔵庫で食材が傷んでいても絶対に捨てず、“捨てるくらいなら、 食べて腹を壊した方がまし”というほど徹底していました。例えば『笑点』の前司会者で、 2009年に76歳で亡くなった5代目三遊亭円楽師匠の遺産は総額7億円近くあったと漏れ伝わってきましたが、円楽で7億なら、談志はそれ以上。10億円なんて声まであります

出典 日刊ゲンダイ 2011年11月25日掲載
http://news.infoseek.co.jp/article/26gendainet000159496

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